6/27サンフォルテフェスティバル・ワークショップ
「自分の名前で生きたい ~選択的夫婦別姓制度を求めて~」
別姓訴訟を支える会・富山の会員である神力就子さん(北海道在住、81歳)をお迎えし、富山在住の会員2名と鼎談形式で事実婚、通称使用の当時者の話を聞くワークショップ(参加者約30名)を開催しました。
冒頭に、別姓訴訟原告の塚本協子さんから、最高裁判所大法廷で11月4日に口頭弁論が開かれるとの連絡があったとのビッグニュースが報告されました。
ゲストの神力就子さんは、研究者として定年まで勤務されました。その後ベンチャー企業を立ち上げられています。パートナーとは、ほとんどの期間を事実婚(50年以上)で過ごしてこられました。
神力さんは、10代の頃から自分の名前にこだわりがあり、結婚するとしても名前を変えたくないと思っていました。大学(薬学部)へ進学し就職しましたが、当時は、女は結婚して家に入るというのが常道の時代で、女が大学を出て働くということは考えられない時代でした。戦後民主主義が確立され、憲法にきちっと女性の人権が盛り込まれて、それを道しるべに、男社会の中の「けもの道」歩いてきた、女性の生き方は変化してきており、戦後を生きた私たち女性は、素晴らしい歴史をつくっている、現在に生まれてよかったと思っていると自分史を語ってくださいました。
会場とのディスカッションでは、別姓制度への理解を深めるための質問が出されました。個というものを大事に、自分の人生を大事にする、自分がこうありたいと思う確たるものがあって名前にこだわるのだということを理解したとの意見が出されました。
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